毎日薬局で40人のお客様と会話しているRyoです。
1on1ミーティングで「何を聞けばいいかわからない…」「部下が本音を話してくれない…」そんな悩みありませんか?
実は、1on1には効果的な質問のパターンがあるんです。今日は、部下の本音を引き出し、成長を促す質問集をお伝えします。
なぜ1on1ミーティングが重要なのか?
1on1ミーティングは、部下の成長と組織の活性化に欠かせないツールです。
- 部下の悩みや課題を早期発見
- 信頼関係の構築
- 部下の成長支援
- 組織の課題把握
- モチベーション向上
しかし、適切な質問ができなければ、単なる時間の無駄になってしまいます。
1on1ミーティングの質問の3つのコツ
1. オープンクエスチョンを心がける
「はい」「いいえ」で答えられる質問は避けましょう。
NG例:
- 「仕事は順調ですか?」
- 「困ったことはありますか?」
OK例:
- 「最近の仕事で、どのようなことを感じていますか?」
- 「今、最も気になっていることは何でしょうか?」
2. 相手の話を引き出す質問
部下が話しやすい環境を作る質問をしましょう。
- 「どう思いますか?」
- 「どのように感じていますか?」
- 「どんなことがありますか?」
3. 具体的で深掘りできる質問
抽象的な質問ではなく、具体的な質問をしましょう。
- 「その件について、もう少し詳しく教えてください」
- 「具体的には、どのような状況でしたか?」
場面別の質問例
冒頭のアイスブレーク
目的: 緊張をほぐし、話しやすい雰囲気を作る
質問例:
- 「今日はどうでしたか?」
- 「週末は何か楽しいことありましたか?」
- 「最近、何か新しいことにチャレンジしていますか?」
仕事の状況確認
目的: 現在の仕事の状況と課題を把握する
質問例:
- 「今月の目標に向けて、どのような進捗ですか?」
- 「現在取り組んでいるプロジェクトで、どのような課題がありますか?」
- 「仕事で最もやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?」
成長・キャリアに関する質問
目的: 部下の成長意欲とキャリアビジョンを理解する
質問例:
- 「今後、どのようなスキルを身につけたいですか?」
- 「理想のキャリアパスはどのようなものですか?」
- 「今の仕事で、最も成長を感じる部分は何ですか?」
人間関係・チームワーク
目的: チーム内の人間関係やコミュニケーションの課題を把握する
質問例:
- 「チーム内で、どのようなサポートが必要ですか?」
- 「他部署との連携で、どのような課題がありますか?」
- 「チームメンバーとの関係で、気になっていることはありますか?」
モチベーション・満足度
目的: 部下のモチベーションと仕事への満足度を確認する
質問例:
- 「現在の仕事で、最も満足している部分は何ですか?」
- 「どのような時に、仕事への意欲が高まりますか?」
- 「理想の職場環境は、どのようなものですか?」
フォローアップクエスチョンの活用
1on1ミーティングでも、部下の回答に対してさらに深掘りする質問が重要です。
例:
- 「その課題について、どのような解決策を考えていますか?」
- 「その目標を達成するために、どのようなサポートが必要ですか?」
- 「その経験から、どのような学びがありましたか?」
フォローアップクエスチョンについてもっと詳しく知りたい方は、フォローアップクエスチョンとは?例文と使い方まとめの記事もどうぞ。
避けるべき質問
1. 詰問調の質問
- 「なぜできなかったの?」
- 「どうしてそう思うの?」
2. 誘導的な質問
- 「○○だと思いませんか?」
- 「○○の方がいいですよね?」
3. プライベートすぎる質問
- 「彼氏・彼女はいますか?」
- 「家族のことはどうですか?」
1on1ミーティングの実践的な流れ
Step 1: アイスブレーク(5分)
軽い話題で緊張をほぐしましょう。
Step 2: 状況確認(10分)
現在の仕事の状況を確認しましょう。
Step 3: 課題・悩みの共有(10分)
部下の課題や悩みを聞き出しましょう。
Step 4: 成長・キャリアの話(10分)
部下の成長意欲やキャリアビジョンを確認しましょう。
Step 5: アクションプランの確認(5分)
次回までのアクションを確認しましょう。
効果的な1on1ミーティングのポイント
1. 定期的に実施する
週1回や月2回など、定期的に実施しましょう。
2. 時間を守る
30分なら30分、1時間なら1時間で終わらせましょう。
3. メモを取る
重要な話はメモを取って、次回に活かしましょう。
4. アクションプランを決める
次回までに何をするか、具体的に決めましょう。
まとめ
1on1ミーティングは、部下の成長と組織の活性化に欠かせないツールです。
- オープンクエスチョンを心がける
- 相手の話を引き出す質問をする
- 具体的で深掘りできる質問をする
- フォローアップクエスチョンで深掘りする
この4つのポイントを押さえれば、部下の本音を引き出し、成長を促す1on1ミーティングができるはずです。
部下との信頼関係を築き、組織を活性化する1on1ミーティングを実践してみてくださいね!