WebPにすると軽くなる?画像圧縮の効果と注意点

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非エンジニアのRyoです。

また新しいことを学んだのですが、最初は本当に意味が分からなかったです。画像ファイルの形式なんて、どれも同じに見えてしまって、どれを選べばいいかわからんかったんです。

でも、実際に試してみたらマジで違いが分かりました。WebPという形式に変換するだけで、ファイルサイズがめちゃくちゃ小さくなるんです。

同じように「画像が重すぎてサイトが遅い…」と悩んでいる方に、今回学んだことをシェアしていきます。

目次

よくある画像ファイルの悩み

ファイルサイズが重すぎる

  • 1枚の画像が数MBもある
  • サイトの読み込みが遅くなる
  • モバイルで表示が重い

画質を落としたくない

  • 圧縮すると画質が劣化する
  • 高画質を保ちながら軽量化したい
  • 適切な圧縮方法がわからない

画像圧縮の基本知識

ファイル形式による違い

画像ファイルには様々な形式がありますが、それぞれ特徴が異なります:

  • PNG(ピング): 透過背景(画像の背景を透明にできる機能)対応、高画質だがファイルサイズが大きい
  • JPEG(ジェイペグ): 一般的な形式、適度な圧縮率
  • WebP(ウェブピー): Google開発の新しい形式、高圧縮率

圧縮の仕組み

画像圧縮には大きく分けて2つの方法があります:

  1. 可逆圧縮(ロスレス圧縮): データを完全に保持(画像を圧縮しても、元の画質に完全に戻せる方式)
  2. 非可逆圧縮(ロッシー圧縮): 一部のデータを削除して軽量化(画像を圧縮すると、元の画質に完全には戻せない方式)

WebPの圧縮効果

従来形式との比較

実際のデータで比較してみましょう:

形式ファイルサイズ圧縮率
PNG2.5MB
JPEG800KB68%削減
WebP400KB84%削減

WebPの特徴

  • 高圧縮率: PNGの約1/6、JPEGの約1/2のサイズ(画像を小さくできる度合い)
  • 透過背景対応: PNGと同様の機能(画像の背景を透明にできる機能)
  • アニメーション対応: GIFの代替としても使用可能

WebP変換の手順

1. 変換ツールの準備

まず、画像変換ツールを用意します。おすすめは以下の通り:

  • オンライン変換: Convertio、CloudConvert
  • デスクトップアプリ: XnConvert、GIMP
  • コマンドライン: ImageMagick

2. 変換設定の最適化

WebP変換時の設定ポイント:

  • 品質設定: 80-85%が最適(画質とサイズのバランス)
  • 透過設定: 透過背景が必要な場合は有効化
  • メタデータ: 不要な場合は削除

3. 一括変換の方法

大量の画像を変換する場合:

# ImageMagickを使用した一括変換例
magick mogrify -format webp -quality 80 *.png

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WebP使用時の注意点

ブラウザ対応状況

WebPは比較的新しい形式のため、古いブラウザ(インターネットを見るソフト)では表示できない場合があります:

  • 対応ブラウザ: Chrome、Firefox、Safari(最新版)
  • 非対応ブラウザ: Internet Explorer、古いAndroidブラウザ

フォールバック対策

非対応ブラウザのために、代替画像(メインの画像が表示できない場合の代替画像)を用意する必要があります:

<picture>
  <source srcset="image.webp" type="image/webp">
  <img src="image.jpg" alt="画像の説明">
</picture>

品質設定のバランス

圧縮率を上げすぎると画質が劣化するため、用途に応じた設定が重要です:

  • 写真: 品質80-85%(画像の見た目の良さを表す数値)
  • イラスト: 品質90-95%
  • ロゴ: 品質95%以上

よくある質問(FAQ)

Q: WebPに変換しても画質は劣化しない?

A: 設定によっては劣化する可能性があります。品質設定を85%以上にすることで、ほぼ劣化を感じないレベルを保てます。

Q: すべての画像をWebPにすべき?

A: 必ずしもそうではありません。小さなアイコンやロゴは、元のPNGのままでも問題ありません。

Q: 変換後のファイルサイズはどのくらい?

A: 元のPNGファイルの約1/6、JPEGファイルの約1/2のサイズになります。

Q: 透過背景は保持される?

A: はい、WebPは透過背景を完全にサポートしています。

Q: アニメーションGIFも変換できる?

A: はい、WebPはアニメーション機能も備えているため、GIFの代替として使用できます。

まとめ

WebPへの変換は、画像ファイルの軽量化に非常に効果的です。特に以下の点で大きなメリットがあります:

  • ファイルサイズ: 従来形式の1/2〜1/6に削減
  • 読み込み速度: サイトの表示速度(Webページが表示されるまでの時間)が大幅に向上
  • SEO効果: ページ読み込み速度の改善で検索順位に好影響

ただし、古いブラウザへの対応や適切な品質設定など、注意点も押さえておく必要があります。

まずは小さな画像から試してみて、効果を実感してみてください。きっと、サイトのパフォーマンス改善を実感できるはずです。

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この記事を書いた人

調剤薬局で働く現役薬剤師です。
医療現場の非効率さに疑問を持ち、独学でプログラミングを習得しました。
今では、ReactやPythonを使って現場の業務を効率化するツールを自作しています。
このブログでは、医療や薬局業務に役立つIT活用術や、プログラミング初心者の方に向けた実践的な学習ノウハウを発信しています。

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