非エンジニアなのにAIでツールやゲームを作っているRyoです
コーチングって、ただ質問すればいいってわけじゃないんですよね。私も最初は「何でも聞けばいいんでしょ?」って思ってたんですが、全然違いました。
相手の心の奥にある本音を引き出すには、質問の組み立て方がめちゃくちゃ重要なんです。
なぜ質問の組み立て方が重要なのか?
質問の順番で答えが変わる
コーチングでよくある失敗談があります。私が最初にやったとき、「いきなり深い質問をしちゃって、相手が固まっちゃった」という経験があります。
相手がまだ心を開いていない状態で「あなたの人生の目的は何ですか?」なんて聞いても、表面的な答えしか返ってこないんですよね。
段階的な質問の流れが必要
効果的なコーチングでは、質問を段階的に組み立てる必要があります。いきなり核心に迫るのではなく、まずは相手の状況を理解し、徐々に深掘りしていくんです。
効果的な質問の組み立て方
1. オープニング質問(関係構築)
最初は、相手が答えやすい質問から始めます。
- 「今日はどんな感じですか?」
- 「最近、何か気になることはありますか?」
- 「今日話したいことは何ですか?」
これらの質問は、相手がリラックスして話しやすい環境を作ります。
2. 状況把握質問(現状の理解)
次に、相手の状況を詳しく理解するための質問をします。
- 「それはいつ頃からですか?」
- 「どんな場面で感じますか?」
- 「他にも影響していることはありますか?」
3. 感情探求質問(本音の引き出し)
相手の感情や価値観に迫る質問です。
- 「それについて、どんな気持ちですか?」
- 「なぜそれが大切だと思っているんですか?」
- 「もしそれが解決したら、どんな気持ちになりますか?」
4. 行動促進質問(次のステップ)
最後に、具体的な行動につながる質問をします。
- 「次に何かできることはありますか?」
- 「いつから始めたいですか?」
- 「どんなサポートがあれば進められそうですか?」
質問の組み立てで注意すべきポイント
質問の順番を間違えない
私がよくやってしまう失敗は、「感情探求質問」を最初にしてしまうことです。相手がまだ心を開いていない状態で深い質問をすると、防御的になってしまいます。
相手のペースに合わせる
質問の組み立ては、相手の反応を見ながら調整する必要があります。相手がまだ話し足りない場合は、次の段階に進まずに、現在の段階で十分に話してもらいましょう。
沈黙を恐れない
効果的な質問の後は、相手が考える時間が必要です。沈黙が続いても、すぐに次の質問をしないで、相手の思考を待ちましょう。
実践的な質問の組み立て例
例:仕事のストレスについて
1. オープニング
「最近、お仕事はどうですか?」
2. 状況把握
「どんなことが大変に感じますか?」
「それは週に何回くらいありますか?」
3. 感情探求
「その状況で、どんな気持ちになりますか?」
「なぜそれが辛いと感じるんですか?」
4. 行動促進
「その状況を改善するために、何かできそうなことはありますか?」
「いつから始めたいですか?」
質問の組み立てを練習する方法
1. 日常会話で練習
家族や友人との会話で、段階的な質問を意識してみてください。いきなり深い質問をするのではなく、まずは相手の状況を理解することから始めましょう。
2. 質問の流れをメモする
効果的な質問の組み立てを見つけたら、メモしておきましょう。どんな順番で質問したら、相手が本音を話してくれたかを記録しておくと、次回の参考になります。
3. 相手の反応を観察する
質問の組み立てが効果的かどうかは、相手の反応を見ればわかります。相手が話しやすそうにしているか、本音を話してくれているかを観察しましょう。
よくある失敗と対処法
失敗1:質問が飛び飛びになる
症状:オープニング質問の後に、いきなり行動促進質問をしてしまう
対処法:質問の流れを意識して、段階的に進める
失敗2:相手の話を聞かずに次の質問をする
症状:相手がまだ話し足りないのに、次の段階の質問をしてしまう
対処法:相手の話が終わるまで待つ。沈黙も大切な時間
失敗3:感情探求を避けてしまう
症状:状況把握だけで終わって、相手の本音まで迫れない
対処法:勇気を出して、感情に関する質問をする
効果的な質問の組み立てのコツ
1. 相手の言葉を活用する
相手が使った言葉を使って質問すると、より自然に聞こえます。
例:
相手:「最近、仕事が忙しくて…」
あなた:「忙しいって、具体的にはどんな感じですか?」
2. 質問の間隔を適切に保つ
質問を連続で投げかけすぎると、相手が圧倒されてしまいます。相手の答えを十分に聞いてから、次の質問をしましょう。
3. 相手の反応を見ながら調整する
質問の組み立ては、相手の反応を見ながら柔軟に調整する必要があります。相手がまだ話し足りない場合は、現在の段階で十分に話してもらいましょう。
まとめ
コーチングにおける効果的な質問の組み立て方は、相手の心を開かせ、本音を引き出すための重要なスキルです。
段階的な質問の流れ(オープニング → 状況把握 → 感情探求 → 行動促進)を意識することで、相手が自然に話しやすい環境を作ることができます。
最初は完璧にできなくても大丈夫です。私も最初は質問の順番を間違えたり、相手のペースを無視したりしていました。でも、練習を重ねることで、だんだんと効果的な質問の組み立てができるようになります。
大切なのは、相手のことを理解したいという気持ちと、相手のペースを尊重する姿勢です。これらがあれば、質問の組み立ては自然と上達していきます。
コーチングの質問力は、仕事や人間関係のあらゆる場面で役立ちます。ぜひ、今日から練習してみてくださいね!