**毎日40人・年間1万人以上と会話しているRyoです。**薬局での患者対応で学んだコミュニケーション術は、実はプライベートな人間関係にも大いに役立ちます。特に、相手の気持ちを理解し、信頼関係を築くスキルは、恋愛やデートの場面でも威力を発揮します。
今回は、デートで会話を盛り上げ、相手との距離を縮めるフォローアップクエスチョンの使い方をお伝えします。
恋愛でのフォローアップクエスチョンの重要性
デートでの会話は、お互いをより深く知るための貴重な機会です。フォローアップクエスチョンを使うことで:
- 相手への関心を示せる
- より深い話ができる
- 共通点を見つけやすくなる
- 相手の価値観を理解できる
- 自然に会話が続く
これらの効果により、単なる表面的な会話から、心のつながりを感じられる時間に変わります。
デートでのシーン別フォローアップクエスチョン
1. 趣味・興味について
相手: 「映画鑑賞が好きです」
基本的な反応: 「そうなんですね」
フォローアップクエスチョン:
- 「どんなジャンルの映画がお好きなんですか?」
- 「最近見た中で、特に印象に残った作品はありますか?」
- 「映画館で見るのと家で見るの、どちらが好きですか?」
- 「好きになったきっかけってあるんですか?」
2. 仕事・将来について
相手: 「仕事は大変だけど、やりがいがあります」
フォローアップクエスチョン:
- 「どんなところにやりがいを感じるんですか?」
- 「お仕事を始めたきっかけは何だったんですか?」
- 「将来の目標とかはありますか?」
- 「仕事で一番嬉しかった瞬間ってありますか?」
3. 家族・生い立ちについて
相手: 「実家は九州です」
フォローアップクエスチョン:
- 「九州のどちらですか?素敵なところですよね」
- 「どのくらいの頻度で帰省されるんですか?」
- 「九州で一番好きな場所ってありますか?」
- 「こちらに出てきたのはいつ頃ですか?」
4. 価値観・考え方について
相手: 「休日はゆっくり過ごすのが好きです」
フォローアップクエスチョン:
- 「どんな風にゆっくり過ごされるんですか?」
- 「理想的な休日ってどんな感じですか?」
- 「忙しい毎日の中で、どうやってリラックスしてるんですか?」
- 「一人の時間と誰かと過ごす時間、どちらが好きですか?」
恋愛特有のフォローアップクエスチョンのコツ
1. 感情に焦点を当てる
仕事の会話とは違い、恋愛では相手の感情や気持ちを大切にします。
例:
- 「それを聞いて、どんな気持ちになりました?」
- 「その時、嬉しかったでしょうね」
- 「どんな風に感じているんですか?」
2. 過去の思い出を深掘りする
相手の大切にしている思い出や体験について聞くことで、その人の価値観や人柄が見えてきます。
例:
- 「子供の頃の思い出で、特に印象深いものはありますか?」
- 「今まで一番感動したことって何ですか?」
- 「忘れられない旅行はありますか?」
3. 将来の話を自然に聞く
押し付けがましくならない程度に、将来への考えを聞いてみましょう。
例:
- 「いつか行ってみたい場所はありますか?」
- 「将来やってみたいことってありますか?」
- 「理想の生活ってどんな感じですか?」
デートの段階別フォローアップクエスチョン
初回デート:お互いを知る段階
この段階では、基本的な情報を楽しく交換することが目的です。
安全な話題からの質問:
- 「普段はどの辺りによく行かれるんですか?」
- 「好きな食べ物ってありますか?」
- 「休日はどんな風に過ごされることが多いですか?」
2〜3回目:距離を縮める段階
少し踏み込んだ話題で、相手のことをより深く知ろうとします。
より個人的な質問:
- 「どんな時に幸せを感じますか?」
- 「今一番大切にしていることって何ですか?」
- 「ストレス発散法ってありますか?」
交際を意識する段階:価値観を確認する
お互いの価値観や将来への考えを確認し合います。
価値観を探る質問:
- 「理想の家族像ってありますか?」
- 「大切にしている人生のモットーはありますか?」
- 「どんな老後を過ごしたいですか?」
実際のデート会話例
ケース1:カフェでの初回デート
相手: 「このカフェ、雰囲気がいいですね」
あなた: 「そうですね。こういう落ち着いた場所、お好きなんですか?」
相手: 「はい、騒がしいところよりも静かな場所の方が好きです」
あなた: 「わかります。静かな場所だと、ゆっくり話ができますよね。普段もカフェには よく行かれるんですか?」
相手: 「休日に本を読みながら、一人でよく来ます」
あなた: 「素敵ですね。どんな本を読まれるんですか?最近読んで面白かった本はありますか?」
ケース2:食事デートでの会話
相手: 「料理を作るのが好きです」
あなた: 「それは素晴らしいですね!どんな料理が得意なんですか?」
相手: 「和食が多いですね。煮物とか」
あなた: 「和食の煮物って、やさしい味で美味しいですよね。料理を始めたきっかけって何だったんですか?」
相手: 「一人暮らしを始めた時に、健康的な食事を心がけたくて」
あなた: 「健康意識が高いんですね。他にも健康のために気をつけていることはありますか?」
デートで避けるべきフォローアップクエスチョン
1. 過去の恋愛関係について
初期のデートでは避けましょう。
NG例:
- 「元カレとはどうして別れたんですか?」
- 「今まで何人と付き合いましたか?」
2. お金に関する質問
NG例:
- 「年収はどのくらいですか?」
- 「家賃いくらぐらいですか?」
3. プレッシャーを与える質問
NG例:
- 「結婚はいつ頃したいですか?」(初期のデートでは重すぎ)
- 「子どもは何人欲しいですか?」
薬局での患者対応から学んだ恋愛コミュニケーション
薬局で患者さんと接する中で学んだことは、「相手の立場で考える」ことの重要性です。
1. 相手のペースに合わせる
話すのが好きな人、慎重な人、恥ずかしがりな人など、相手のタイプに応じて質問のペースを調整します。
2. 安心感を与える
薬局では患者さんに安心していただくことが大切です。デートでも同じで、相手がリラックスして話せる雰囲気を作ることが重要です。
3. 真摯に耳を傾ける
患者さんの症状を正確に把握するために真剣に聞くように、デートでも相手の話を心から聞くことが大切です。
会話を盛り上げるための注意点
1. 自分の話とのバランス
フォローアップクエスチョンに夢中になって、一方的に質問ばかりしないよう注意しましょう。
2. 自然な流れを大切に
無理に深い話に持っていこうとせず、自然な会話の流れを大切にします。
3. 相手の反応を見る
嫌がっているサインや、話したくない様子を見逃さないようにしましょう。
まとめ
恋愛でのフォローアップクエスチョンは、相手をより深く知り、お互いの心の距離を縮める大切なツールです。薬局での患者対応で学んだ「相手の立場に立って考える」スキルは、恋愛においても非常に有効です。
大切なのは、テクニックよりも「この人のことをもっと知りたい」という純粋な気持ちです。その気持ちがあれば、自然と適切な質問が生まれ、相手も心を開いてくれるでしょう。
次回のデートでは、ぜひ今回紹介したフォローアップクエスチョンを意識して、より深いコミュニケーションを楽しんでみてください。きっと、今まで以上に相手との距離が縮まることを実感できるはずです。