ChatGPT×Soraで作るLINEスタンプ完全ガイド【初心者向け・ツールなし編】

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こんにちは、ryoです。

LINEスタンプ作りに興味があるけど、絵が描けない…そんな方に朗報です。ChatGPTとSoraを使えば、AIが画像を生成してくれるので、絵心ゼロでもオリジナルスタンプが作れます。

今回は、ツールを使わない基本的な作り方をステップバイステップで解説します。実は私もこの手作業を効率化するために半自動化ツールを開発したのですが、まずは基礎となる「手動でのやり方」をしっかり理解しておくことが大切です。

この記事で手順を覚えれば、次回紹介する半自動化ツールもスムーズに使いこなせるようになります。それでは早速始めましょう!

目次

必要なもの

LINEスタンプ作りに必要なものはたった3つです。

ChatGPT Plus(月額20ドル)

ChatGPTの有料プラン「ChatGPT Plus」に加入すると、画像生成AI「Sora」が使えるようになります。

Soraとは?
OpenAIが開発した画像・動画生成AIです。テキストで指示を出すと、それに沿った画像を自動生成してくれます。

  • 公式サイト: https://sora.chatgpt.com/
  • Plus会員の制限: 1日200枚まで生成可能
  • 無料版の制限: 生成枚数が大幅に少なく、スタンプ量産には不向き

なぜSoraを使うの?ChatGPTの画像生成じゃダメ?

ChatGPT Plus会員なら、ChatGPT自体でも画像生成(DALL-E 3)が使えます。しかし、以下の理由でSoraの方が断然おすすめです:

  • ChatGPTの画像生成は1枚ずつしか生成できない
  • 大量生成していると時間制限に引っかかる(「30分後に再試行してください」という制限)
  • Soraなら連続生成がスムーズで、1日200枚の枠内で自由に作れる

LINEスタンプは1セット40枚必要なので、Plus会員への加入は必須と考えてください。そして、効率よく大量生成するならSoraを使うのが鉄則です。

Excel(またはGoogleスプレッドシート)

プロンプト(AIへの指示文)を整理・管理するために使います。無料のGoogleスプレッドシートでも問題ありません。

画像編集の基礎知識(なくてもOK)

今回はSoraでサイズ変換まで完結するので、専門的な画像編集スキルは不要です。ファイルのリネームやフォルダ整理ができればOKです。


プロンプト作成の最重要ルール

Soraで画像を生成する際、**「セリフ部分だけ日本語、プロンプト本体は英語」**にするのが超重要です。

なぜ分ける必要があるの?

AIは日本語と英語が混在すると、「どこがセリフで、どこが指示文か」を混同してしまうことがあります。その結果、画像内に意図しない文字が入り込む失敗が起きます。

実際の失敗例

たとえば、こんなプロンプトを書いたとします:

トイレ掃除をしながら小さくため息「これも仕事のうち」

本当は画像内に「これも仕事のうち」というセリフだけを表示したかったのに…

失敗例

このように、画像内に「トイレ掃除をしながら小さくため息」という指示文まで入り込んでしまいました。

正しい書き方

A middle-aged man in a green uniform sighing while cleaning a toilet, Japanese text "これも仕事のうち"

このように、プロンプト本体は英語で書き、セリフ部分だけを日本語で指定することで、AIが正しく理解してくれます。


ステップ① ChatGPTでプロンプトを作成(所要時間:30分)

まずはChatGPTに「画像生成用のプロンプトを作ってもらう」ところからスタートします。

Prefix(前置き)とSuffix(後置き)で統一感を出す

LINEスタンプは40枚すべてが同じ画風・タッチで揃っていることが重要です。そのために、共通部分(Prefix/Suffix)を設定して、毎回同じスタイルで生成できるようにします。

Prefix(共通の画風設定)

すべてのプロンプトの最初に付ける「画風の指定」です。

例:

Warmly colored digital illustration of a middle-aged man in winter scenes, drawn in gentle semi-anime illustration style with soft shading and warm lighting.

この一文で「温かみのある色調」「中年男性」「冬のシーン」「柔らかいアニメ調」というスタイルが固定されます。

Suffix(ネガティブプロンプト)

すべてのプロンプトの最後に付ける「避けたい要素の指定」です。Suffixにはネガティブプロンプト(生成してほしくない要素)を入れるのがおすすめです。

例:

NEGATIVE:no extra text, no background clutter, no distorted faces, no unnatural hands, no blurry details

「余計な文字を入れない」「背景をゴチャゴチャさせない」「顔を歪ませない」「手を不自然にしない」「ぼやけた細部を避ける」という除外設定です。

ネガティブプロンプトを設定することで、AIが生成しがちな失敗パターンを事前に防げます。

完成形プロンプトの構造

可変部分は#で区切ると分かりやすいのでおすすめです。

{Prefix}

 #可変部分(状況説明 + セリフ)

{Suffix}

具体例:

Warmly colored digital illustration of a middle-aged man in winter scenes, drawn in gentle semi-anime illustration style with soft shading and warm lighting.

 #A man warming hands on steamed buns at a convenience store, Japanese text "幸せの温度"

NEGATIVE:no extra text, no background clutter, no distorted faces, no unnatural hands, no blurry details

この構造なら、可変部分だけを入れ替えて量産できます。

ChatGPTへの依頼例

ChatGPTに以下のように依頼すると、プロンプトを量産してくれます。

依頼文例:

LINEスタンプ用の画像生成プロンプトを40個作成してください。

テーマ:冬の日常を過ごす中年男性
画風:温かみのあるセミアニメ調
セリフ:各シーンに合った日本語の短いフレーズ

以下の形式で出力してください:
Prefix

 #状況説明 + Japanese text "セリフ"

Suffix

Prefix: Warmly colored digital illustration of a middle-aged man in winter scenes, drawn in gentle semi-anime illustration style with soft shading and warm lighting.

Suffix: no extra text, no background clutter, no distorted faces, no unnatural hands, no blurry details

ChatGPTが40個のプロンプトを生成してくれるので、次のステップでExcelに整理します。


ステップ② プロンプトをExcelに整理(所要時間:15分)

ChatGPTが作成したプロンプトをExcelまたはGoogleスプレッドシートにコピペして整理します。

Excelのフォーマット例

ChatGPTが生成したプロンプトをそのままコピペして、1行=1画像として整理します。

No Prompt
1 Warmly colored digital illustration…
#
A man freezing outside in the snow, Japanese text "寒すぎる…"
#
no extra text, no background clutter…
2 Warmly colored digital illustration…
#
A man with foggy glasses entering a warm room, Japanese text "メガネが曇った"
#
no extra text, no background clutter…
3 Warmly colored digital illustration…
#
A gamer wrapped in a blanket at his desk, Japanese text "冬のゲームは最高"
#
no extra text, no background clutter…
40 Warmly colored digital illustration…
#
A man enjoying hot ramen, Japanese text "これが幸せ"
#
no extra text, no background clutter…

#で区切られているので、可変部分がどこか一目で分かります。

ポイント

  • No列を追加:後でリネームする際に便利
  • 見やすく整理:色分けや番号振りで進捗管理しやすくする

ステップ③ Soraで画像生成設定(所要時間:2〜3時間)

Excelに整理したプロンプトを1つずつSoraに貼り付けて、画像を生成していきます。

Soraの推奨設定

設定項目 推奨値 理由
画像サイズ 1:1(正方形) LINEスタンプは正方形ベースなので最適
生成枚数 2枚ずつ 選択肢があると良作を選びやすい

生成の流れ

  1. Excelの1行目のプロンプトをコピー
  2. Soraに貼り付けて生成(約70秒)
  3. 生成完了したら次の行へ
  4. これを40回繰り返す

所要時間の目安:

  • 1画像あたり約70秒
  • 40個 × 2枚 × 70秒 = 約90分
  • プロンプト調整や休憩を含めて2〜3時間

生成のコツ

  • 多めに生成する:50個くらい作って、後で良い40個を厳選する
  • テーマを統一:同じキャラクター・画風で一貫性を保つ
  • セリフの長さ:日本語は5〜10文字程度が読みやすい

ステップ④ 画像の整理とリネーム(所要時間:30分)

Soraで生成した画像をダウンロードして整理します。

ダウンロードとフォルダ整理

生成が終わったら、すべての画像をダウンロードします。Soraの出力ファイル名にはプロンプトが含まれていることが多く、バラバラで管理しづらいです。

  1. 専用フォルダを作成winter_stampsなど分かりやすい名前
  2. すべての画像を1つのフォルダに集める
  3. 不要な画像を削除:100枚の中から良い40枚を厳選

リネーム作業

40枚を厳選したら、01.png40.pngのように連番でリネームします。

フォルダ構成例:

/winter_stamps
 ├ 01.png
 ├ 02.png
 ├ 03.png
 ├ ...
 └ 40.png

この段階でリネームしておくと、後のサイズ変換やアップロード作業が劇的にスムーズになります。

リネームのコツ

  • Windowsの場合:ファイルを選択して「F2キー」で一括リネーム
  • Macの場合:右クリック→「〇個の項目の名前を変更」

ステップ⑤ LINEスタンプサイズに変換(所要時間:1時間)

Soraで生成した画像を、LINEスタンプの規定サイズに変換します。

LINE公式の推奨サイズ

画像種類 サイズ 用途
スタンプ画像(40枚) 370×320px トーク画面で表示される本体画像
メイン画像(1枚) 240×240px スタンプショップのサムネイル
タブ画像(1枚) 96×74px スタンプ一覧画面のアイコン

Soraでのサイズ変換手順

  1. 各画像をSoraの編集機能で開く
  2. リサイズ機能で370×320pxに変換
  3. 保存してダウンロード
  4. これを40枚分繰り返す

メイン画像とタブ画像も、代表的な1枚を選んで同様にリサイズします。

完成フォルダ構成

/stamp_set
 ├ main.png       (240×240px)
 ├ tab.png        (96×74px)
 ├ 01.png         (370×320px)
 ├ 02.png         (370×320px)
 ├ ...
 └ 40.png         (370×320px)

ステップ⑥ ZIP圧縮(所要時間:5分)

フォルダをZIP形式に圧縮します。

ZIPにする理由

LINE Creators Marketでは、画像を1枚ずつアップロードすることも可能ですが、その場合01〜40の画像を40回手動で選択してアップロードする必要があります。

非常に手間なので、ZIP形式でまとめてアップロードするのが断然おすすめです。これなら1回のドラッグ&ドロップで完了します。

ZIP圧縮の手順

Windowsの場合:

  1. stamp_setフォルダを右クリック
  2. 「送る」→「圧縮(ZIP形式)フォルダー」を選択
  3. stamp_set.zipが作成される

Macの場合:

  1. stamp_setフォルダを右クリック
  2. 「"stamp_set"を圧縮」を選択
  3. stamp_set.zipが作成される

ステップ⑦ タイトル&説明文をChatGPTで作成(所要時間:10分)

LINE Creators Marketに登録する際、タイトルと説明文が必要です。これもChatGPTに作ってもらいましょう。

ChatGPTへの依頼例

LINEスタンプ登録用のタイトルと説明文を日本語と英語で作成してください。

テーマ:冬の日常を描いた中年男性シリーズ
雰囲気:ユーモラスで共感できる
狙うキーワード:冬 スタンプ おじさん 日常 あるある

以下の形式で出力してください:
- タイトル(日本語)
- 説明文(日本語)
- Title (English)
- Description (English)

出力例

タイトル(日本語):
冬あるあるおじさんスタンプ

説明文(日本語):
寒さに負けない!冬の小さな幸せを描いたおじさんスタンプです。日常の共感シーンがいっぱい。

Title (English):
Funny Winter Uncle Stickers

Description (English):
Heartwarming and humorous stickers showing everyday winter struggles and small joys.

SEO対策のポイント

  • 狙うキーワードを自然に含める
  • 検索されやすい単語を優先(「冬」「おじさん」「あるある」など)
  • 英語版も丁寧に作る(海外ユーザーも検索対象)

ステップ⑧ ZIPアップロード→送信!(所要時間:15分)

いよいよLINE Creators Marketにアップロードします。

アップロード手順

  1. LINE Creators Marketにログイン
  2. 「新規登録」→「スタンプ」を選択
  3. タイトル・説明文を入力
  4. 画像エリアにstamp_set.zipをドラッグ&ドロップ
  5. プレビューで確認
  6. 「審査リクエスト」をクリック

審査について

  • 審査期間:通常1〜2週間
  • リジェクト対策:文字が読みにくい、背景が複雑すぎるなどは修正対象になりやすい
  • 再提出OK:修正して何度でも再申請可能

まとめ:慣れれば半日で完成!

この手順を踏めば、初心者でもLINEスタンプを作成できます。

作業時間の全体像

手順 所要時間
① ChatGPTでプロンプト作成 30分
② Excelで整理 15分
③ Soraで画像生成(40枚×2) 2〜3時間
④ 画像整理・リネーム 30分
⑤ サイズ変換 1時間
⑥ ZIP圧縮 5分
⑦ タイトル・説明文作成 10分
⑧ アップロード 15分
合計 約5〜6時間

慣れてくれば、プロンプト作成やリネーム作業のスピードが上がり、**半日(3〜4時間)**で完成できるようになります。


次回予告:半自動化ツールでワンクリック化!

今回は「ツールなし」の基本的なやり方を紹介しましたが、正直なところ、手作業はかなり時間がかかります

そこで私は、このプロセスを半自動化するツールを開発しました。次回の記事では、このツールを使ったワンクリック生成の方法を紹介します。

次回ツールでできること

  • プロンプト作成からExcel出力まで自動化
  • 画像ダウンロード後の自動リネーム
  • サイズ変換の一括処理
  • ZIP圧縮まで自動完結

次回の記事をお楽しみに!


おわりに

LINEスタンプ作りは、絵が描けなくてもAIの力で実現できる時代になりました。ChatGPT Plusへの投資(月額20ドル)だけで、誰でもクリエイターになれます。

この記事の手順を踏めば、今日からあなたもオリジナルスタンプの制作者です。ぜひ挑戦してみてください!

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この記事を書いた人

現役薬剤師として、人と向き合う仕事を続けてきました。
患者さんとの何気ない会話の中に、信頼や安心が生まれる瞬間がある――そんな「伝え方」の力に魅せられて、このブログをはじめました。

いまは医療の現場を離れ、**「伝える力」「聴く力」**をテーマに、日常や職場、家族の中で使えるコミュニケーションのヒントを発信しています。

心理学や会話術、言葉選びの工夫など、明日から使える内容を中心に。
読んだ人の人間関係が少しでもやわらかくなるような記事を目指しています。

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