非エンジニアのRyoです。
また新しい技術に挑戦してみました。失敗もたくさんしましたが、そこから学んだことを含めて、同じように頑張っている非エンジニアの方にシェアしたいと思います。
「Macの人は簡単にClaude Code使えてるのに、WindowsだとWSLが必要で複雑すぎる…」「Ubuntuの起動方法がわからない…」「プロジェクトフォルダの移動で迷子になる…」
そんな状況に陥ったことはありませんか?私もまさにその状態でした。Macの人はターミナル開いてすぐ使えるのに、WindowsだとWSL(Windows Subsystem for Linux)が必要で、専門用語だらけで頭がパンクしそうになりましたが、少しずつ理解できるようになってきました。
Macの人は簡単だけど、Windowsの人はWSLが必要で複雑なんですよね。
この記事では、Windows環境でWSLを使ってUbuntu環境でClaude Codeを動かす方法を、トラブル対策や便利なコツと一緒に解説します。
この記事でわかること
・ WindowsでUbuntuの起動方法(Macと違ってWSLが必要)
・ claude CLIの起動方法
・ プロジェクトフォルダの開き方(Macと違ってLinuxパスの注意点あり)
・ ネットワークエラー(IPv6)を回避する方法
① Ubuntu(WSL)を起動する
Windowsの検索バーで「Ubuntu」と入力し、クリックするだけでOKです。
⚠️ 初回起動時は数十秒かかることもあります。
Macの人はターミナル開くだけなのに、Windowsの人はWSLが必要で複雑なんですよね。
② プロジェクトフォルダに移動する(←ここがWindowsで重要)
Macの人は普通にcd
コマンドで移動できるのに、Windowsの人はWSLを使うので注意点があります。
❌ NG例(Windowsのパスをそのまま貼る)
cd C:\Users\YourName\Documents\project-folder
これはLinuxでは通りません。Macの人はこんな心配いらないんですよね。
✅ OK例(Linux形式で移動する)
WSLでは、Windowsのファイルシステムは /mnt
以下にマウントされています。
たとえば、C:\Users\YourName\Documents\project-folder
の場合:
cd /mnt/c/Users/YourName/Documents/project-folder
ポイント:
・ C: → /mnt/c/
・ \(バックスラッシュ) → /(スラッシュ)に変換すること
Macの人はこんな変換不要なんですよね。
📌 コピーが面倒なときの便利技
以下のコードを辞書やメモ帳に登録しておいて使うと便利です:
cd "$(wslpath 'ここにカーソルを合わせてフォルダをドラッグアンドドロップ')"
そうすると簡単に移動できます。Macの人はこんな工夫不要なんですよね。
③ ネットワークエラー対策(IPv6によるエラー回避)
Claude CLI実行時、たまに「ネットワークに接続できません」「APIに接続できません」などのエラーが出ることがあります。
これはIPv6通信がうまくいっていないのが原因の場合があります。
🔧 対処法:IPv6を一時的に無効にする
以下のコマンドを実行してください(毎回ではなく、トラブル時のみでOK):
sudo sysctl -w net.ipv6.conf.all.disable_ipv6=1
sudo sysctl -w net.ipv6.conf.default.disable_ipv6=1
✏️ 必要に応じて sudo でパスワード入力が求められます。
Macの人はこんなトラブル少ないんですよね。
④ Claude CLIを起動する
プロジェクトフォルダに移動した状態で、以下のコマンドを実行:
claude .
.(ドット)は「現在のフォルダ」を意味しています。
📌 Claude CLIが正しくインストールされていれば、自動でプロジェクト構造を分析し始めます。
⑤ Tips:毎回の起動を楽にするなら…
よく使うプロジェクトパスは .bashrc
にエイリアスを登録しておくと便利です:
alias proj1='cd /mnt/c/Users/YourName/Documents/project-folder && claude .'
Ubuntu起動後に proj1
と打つだけで起動できるようになります。
エイリアスを登録ってなに?
「エイリアス(alias)を登録する」とは、長くて面倒なコマンドを、短い名前で呼び出せるようにする設定のことです。
🔁 例で説明すると…
たとえば、いつもこんなふうに打ってるとします:
cd /mnt/c/Users/tomo/Documents/my-project && claude .
毎回これを打つのは面倒ですよね?
そこで、「proj1」っていう短い名前で呼び出せるように設定します:
alias proj1='cd /mnt/c/Users/tomo/Documents/my-project && claude .'
これをターミナルに入力すると、次からはこの1行だけでOK:
proj1
🔒 ただし注意点!
この設定は「一時的」です。Ubuntuを再起動すると消えちゃいます。
✅ 恒久的に使いたい場合(おすすめ)
以下のコマンドで .bashrc
という設定ファイルに追記します:
echo "alias proj1='cd /mnt/c/Users/tomo/Documents/my-project && claude .'" >> ~/.bashrc
そして、反映させるために:
source ~/.bashrc
🎯 ポイントまとめ
用語 | 意味 |
---|---|
alias | コマンドの「別名」。短縮して使えるようになる。 |
.bashrc | Ubuntuの設定ファイル。毎回起動時に読み込まれる。 |
source | 設定ファイルを再読み込みして、すぐに反映させるコマンド |
まとめ
ステップ | 内容 |
---|---|
① Ubuntu起動 | Windowsから「Ubuntu」で検索&起動 |
② フォルダ移動 | cd /mnt/c/... 形式でプロジェクトへ移動 |
③ IPv6無効化 | sudo sysctl コマンドで対処 |
④ Claude起動 | claude . 実行 |
Macの人は簡単だけど、Windowsの人はWSLが必要で複雑なんですよね。
でも、この手順通りに進めれば確実に動作します。Macの人のように簡単にはいかないけど、同じようにClaude Codeを使えるようになります。