毎日40人・年間1万人以上と会話しているRyoです。会議で「気づいたら全員が極端な案に乗っかってた」という瞬間を何度も見てきました。あれ、マジで怖い。
集団極性化が生まれる瞬間
仲間内で話していると、少し強めの意見が次第に標準になり、気づけば誰もブレーキを踏まなくなる。薬局でも「とりあえず全部ジェネリックに変えちゃおう」と盛り上がり、後で医師から怒られるなんてことがあった。集団にいると安心感からリスク感覚が鈍るのが原因です。
心理的なブースター
同調圧力の強まり
誰かが強い言葉で主張すると、反対意見を出すのがめんどくさくなる。「空気読めよ」と自分で自分を抑え込み、結果として全体の意見がどんどん極端になる。マジで空気ってやつは厄介です。
情報の偏り
同じ考えの人ばかりで話していると、新しい視点が入らない。患者対応の改善会議で、現場経験の浅いメンバーだけで話すと、現実離れした提案が通ってしまう。情報が偏ると、論理より勢いが勝ってしまいます。
現場で体感した極性化の危険
善意が暴走するケース
「患者さんのために」と過剰にサービスを増やした結果、スタッフの負担が爆増。誰も止めないまま決まった施策は長続きせず、最終的にクレームに繋がった。善意のエンジンが暴走するとろくなことがない。
怒りが伝染するケース
クレーム対応の会議で、最初は冷静だったのに、誰かが感情的になると一気に炎上モード。怒りってマジで伝染する。全員がヒートアップして「出入り禁止にしよう」と極端な案まで飛び出した。
極性化を防ぐためのテク
反対役をあえて入れる
会議には敢えて異なる立場の人を入れる。例えば、薬剤師だけでなく事務スタッフにも意見を聞く。違う視点が入るだけで勢いが削がれ、冷静さが戻ってくる。
発言の順番を工夫
最初に偉い人が結論を言うと、みんなそれに寄っていく。だから私は司会を頼まれたとき、あえて末端のスタッフから意見を聞くようにしている。これだけでバランスが取れることが多い。
休憩を挟む
議論が熱くなるほど、脳はオーバーヒートして選択肢を狭めてしまう。10分でも席を立ってコーヒーを飲むと、不思議と視野が広がる。これ、マジで侮れない。
まとめ
集団極性化は特別な場所だけで起きるものじゃない。日常の小さな会議でも、気づけば全員で同じ方向に突っ走っている。だからこそ、反対の声を歓迎し、情報の多様性を確保する仕組みが必要。めんどいけど、これをやらないと後で痛い目を見る。極端な結論に流されないためにも、一歩引いて全体を見る癖をつけたいものです。