毎日薬局で40人のお客様と会話しているRyoです
「質問しすぎて相手がドン引きした…」そんな経験、ありませんか?
実は私も、質問力向上に熱心になりすぎて、何度も相手を不快にさせてしまったことがあります。質問は良いことだと思っていたのに、なぜか相手との関係が悪くなってしまう。
今日は、私の失敗談を赤裸々に公開します。これを読めば、どんな質問が相手をドン引きさせるのか、そしてどうすれば避けられるのかが分かりますよ!
なぜ聞きすぎるとドン引きされるのか?
1. 相手のペースを無視している
質問力向上に熱心になりすぎると、相手の話したいことやペースを無視してしまいがちです。
よくあるパターン
- 相手が話し終わる前に次の質問をする
- 相手の都合を考えずに質問を続ける
- 相手が疲れているのに気づかない
2. 質問が目的化している
質問そのものが目的になってしまい、相手との関係構築がおろそかになります。
よくあるパターン
- 質問の数を競っている
- 相手の反応を見ずに質問を続ける
- 質問の質よりも量を重視する
3. 相手の気持ちを考えていない
質問の内容やタイミングが、相手の気持ちを考慮していません。
よくあるパターン
- 相手が嫌がる話題を質問する
- 相手のプライバシーに踏み込む
- 相手の感情を無視した質問をする
私の失敗談:聞きすぎてドン引きされた事例
失敗談1:面接で質問しすぎて落ちた
状況
転職活動中の面接で、質問力向上の本で読んだ「積極的に質問する」を実践しようとしました。
やってしまったこと
- 面接官の話が終わる前に次の質問をした
- 1つの回答に対して3-4個の質問を連続で投げかけた
- 面接官が「他に質問はありますか?」と言ったのに、さらに質問を続けた
結果
面接官の表情が明らかに変わった。最後に「質問力は高いですね」と言われたが、明らかに皮肉だった。
学んだこと
質問の質と量のバランスが重要。相手のペースを尊重することが大切。
失敗談2:初対面の人にプライベートを聞きすぎた
状況
新しい職場で、同僚との関係を深めようと積極的に質問をしました。
やってしまったこと
- 「結婚されていますか?」「お子さんはいますか?」と連続で質問
- 「給料はどのくらいですか?」と直接的な質問
- 「なぜこの会社に入ったんですか?」と理由を深掘り
結果
相手が明らかに嫌な表情をした。その後、その人とは距離を置かれるようになった。
学んだこと
初対面では、相手が話しやすい話題から始めることが重要。プライベートな質問は避けるべき。
失敗談3:営業で顧客の課題を深掘りしすぎた
状況
顧客のニーズを把握しようと、課題について詳しく聞こうとしました。
やってしまったこと
- 「現在の業務で困っていることはありますか?」と質問
- 顧客が「特にない」と言ったのに、「本当にないですか?」と追及
- 「他社との比較で、どのような点が気になりますか?」と競合について質問
結果
顧客が「もう少し考えてみます」と言って、商談が終了した。
学んだこと
顧客のペースを尊重することが重要。無理に課題を探そうとしてはいけない。
ドン引きされるNG質問パターン
1. 連続質問
相手の回答を待たずに、次々と質問を投げかけること。
NG例
- 「最近どうですか?」→「仕事は順調ですか?」→「プライベートはどうですか?」→「趣味は何ですか?」
なぜNGなのか
- 相手が圧迫感を感じる
- 相手の回答を聞いていない印象を与える
- 会話が一方通行になる
2. プライベートに踏み込む質問
相手が話したくない、または話しにくい話題について質問すること。
NG例
- 「年収はどのくらいですか?」
- 「なぜ結婚しないんですか?」
- 「家族関係はどうですか?」
なぜNGなのか
- 相手のプライバシーを侵害する
- 相手が不快に感じる
- 関係性が悪化する
3. 相手の回答を否定する質問
相手の回答に対して、「本当ですか?」「そうですか?」と疑いの目で質問すること。
NG例
- 相手:「特に困ったことはありません」
- あなた:「本当にないですか?もう少し考えてみませんか?」
なぜNGなのか
- 相手の言葉を信じていない印象を与える
- 相手が話しにくくなる
- 関係性が悪化する
4. 相手の立場を無視した質問
相手の立場や状況を考えずに、不適切な質問をすること。
NG例
- 新入社員に「この会社の問題点は何ですか?」と質問
- 忙しそうな人に「今度一緒に飲みませんか?」と質問
- 体調が悪そうな人に「最近の仕事の調子はどうですか?」と質問
なぜNGなのか
- 相手の状況を理解していない印象を与える
- 相手が困る
- 関係性が悪化する
ドン引きを避ける聞き方のコツ
1. 相手のペースを尊重する
相手が話し終わるまで待ち、適度な間を空けてから次の質問をしましょう。
実践のコツ
- 相手の話が終わるまで待つ
- 相手の回答をしっかり聞く
- 相手の反応を見ながら質問する
2. 質問の数を制限する
1回の会話で、質問の数を制限しましょう。
目安
- 初対面:2-3個まで
- 親しい関係:3-5個まで
- 面接や営業:5-7個まで
3. 相手が話しやすい話題から始める
相手が話しやすい、一般的な話題から始めましょう。
安全な話題
- 天気や季節の話
- 最近のニュース(政治的な話題は避ける)
- 趣味や興味のあること(相手が話した場合のみ)
4. 相手の反応を見ながら質問する
相手の表情や態度を見ながら、質問を調整しましょう。
チェックポイント
- 相手が楽しそうに話しているか
- 相手が疲れていないか
- 相手が話したくない話題に触れていないか
失敗から学んだ改善方法
1. 質問の前に相手の話を聞く
質問をする前に、まず相手の話を聞くようにしました。
改善後のアプローチ
- 相手の話を最後まで聞く
- 相手の話に関連する質問をする
- 相手が話したいことを優先する
2. 質問の質を重視する
質問の数ではなく、質を重視するようにしました。
改善後のアプローチ
- 1つの質問で相手の話を深掘りする
- 相手の回答を活かした次の質問をする
- 質問の目的を明確にする
3. 相手のペースに合わせる
相手のペースに合わせて、質問のタイミングを調整するようにしました。
改善後のアプローチ
- 相手が話し終わるまで待つ
- 相手が疲れている場合は質問を控える
- 相手の都合を優先する
成功例:相手を不快にさせない聞き方
成功例1:相手の話を活かした質問
状況
同僚が「最近、新しいプロジェクトを始めたんです」と話してくれた。
成功したアプローチ
- 相手の話を最後まで聞いた
- 「どんなプロジェクトなんですか?」と1つの質問をした
- 相手の回答を聞いてから、関連する質問をした
結果
相手が楽しそうに話してくれた。関係性が深まった。
成功例2:相手のペースに合わせた質問
状況
顧客との商談で、顧客がゆっくりと話してくれた。
成功したアプローチ
- 顧客の話をじっくり聞いた
- 顧客が話し終わってから、1つずつ質問した
- 顧客の反応を見ながら、質問の内容を調整した
結果
顧客が安心して話してくれた。信頼関係が築けた。
まとめ
質問しすぎてドン引きされることは、誰にでも起こりうることです。
重要なのは、失敗から学んで改善することです。相手のペースを尊重し、質問の質を重視し、相手の反応を見ながら質問を調整しましょう。
フォローアップクエスチョンについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ→フォローアップクエスチョンとは?例文と使い方まとめ
失敗を恐れずに、相手との関係を大切にした質問を心がけましょう!