毎日薬局で40人のお客様と会話しているRyoです。お客様との会話で「もっと詳しく聞きたい」と思ったことはありませんか?でも、どんな質問をすればいいかわからなくて、結局表面的な会話で終わってしまう…。
実は、深掘りを促す質問には確実なパターンがあります。この記事では、私が実際に使っている「追加質問10選」をご紹介します。営業、面接、日常会話など、どんな場面でも使えるテクニックです。
なぜ深掘り質問が重要なのか
深掘り質問の効果
- 信頼関係の構築 ― 相手の話を真剣に聞いている姿勢を示せる
- 隠れたニーズの発見 ― 表面的には見えない本音や要望がわかる
- 会話の活性化 ― 一問一答で終わらない、豊かな会話ができる
- 問題解決の促進 ― 根本的な原因や背景が理解できる
深掘り質問がないとどうなる?
- 会話が浅いまま終わる
- 相手の本当の気持ちがわからない
- 適切な提案や解決策を提示できない
- 関係性が深まらない
すぐに使える!深掘りを促す追加質問10選
1. 「いつからですか?」(タイミングの明確化)
使用場面: 症状、問題、状況の把握
効果: 時間軸を明確にして、問題の経過や緊急性を理解できる
例文:
- 「その症状はいつからですか?」
- 「この問題が起き始めたのはいつ頃ですか?」
- 「いつ頃から気になり始めましたか?」
2. 「どの程度ですか?」(重症度・重要度の把握)
使用場面: 症状、問題、関心度の確認
効果: 相手の状況を具体的に理解できる
例文:
- 「痛みはどの程度ですか?1から10で表すと?」
- 「この問題はどのくらい重要だと思われますか?」
- 「どのくらい困っていますか?」
3. 「他にもありますか?」(関連事項の発見)
使用場面: 症状、問題、要望の網羅
効果: 見落としていた重要な情報を発見できる
例文:
- 「他にも気になる症状はありますか?」
- 「他にも困っていることはありますか?」
- 「他にもご要望はありますか?」
4. 「どんな感じですか?」(主観的体験の理解)
使用場面: 感覚、感情、印象の把握
効果: 相手の主観的な体験や感覚を理解できる
例文:
- 「その痛みはどんな感じですか?」
- 「その時、どんな気持ちでしたか?」
- 「どのような印象を受けましたか?」
5. 「例えるとどんな感じですか?」(比喩による理解)
使用場面: 抽象的な概念や感覚の説明
効果: 相手の感覚を身近な例えで理解できる
例文:
- 「その痛みを例えると、どんな感じですか?」
- 「その状況を例えると、どんな感じですか?」
- 「例えると、どんな感じでしょうか?」
6. 「前と比べてどうですか?」(変化の確認)
使用場面: 改善度、変化、進歩の確認
効果: 状況の変化や改善度を把握できる
例文:
- 「前回と比べて、どうですか?」
- 「以前と比べて、変化はありますか?」
- 「最初と比べて、どう感じますか?」
7. 「何か心当たりはありますか?」(原因の探索)
使用場面: 問題の原因や背景の理解
効果: 問題の根本原因を特定できる
例文:
- 「何か心当たりはありますか?」
- 「何か思い当たることはありますか?」
- 「何か原因として考えられることはありますか?」
8. 「どうしたいですか?」(希望や要望の確認)
使用場面: 解決策や対応方法の提案
効果: 相手の希望や要望を明確に理解できる
例文:
- 「どうしたいですか?」
- 「どのような対応を希望されますか?」
- 「理想的な解決策はありますか?」
9. 「それについて詳しく教えてください」(詳細の掘り下げ)
使用場面: 興味深い話題の深掘り
効果: 相手の知識や経験をより詳しく聞ける
例文:
- 「それについて詳しく教えてください」
- 「もう少し詳しく聞かせてください」
- 「具体的にどのようなことでしょうか?」
10. 「なぜそう思うのですか?」(理由や背景の理解)
使用場面: 意見や判断の根拠の確認
効果: 相手の考え方や価値観を理解できる
例文:
- 「なぜそう思うのですか?」
- 「どうしてそう考えられたのですか?」
- 「その判断の理由を教えてください」
実践例:薬局での会話
基本の質問
薬剤師: 「頭痛はありますか?」
お客様: 「はい」
深掘り質問の連続
薬剤師: 「いつからですか?」
お客様: 「昨日の夜からです」
薬剤師: 「どの程度の痛みですか?」
お客様: 「我慢できないほどではないですが、気になります」
薬剤師: 「どんな感じの痛みですか?」
お客様: 「重い感じで、特に朝がつらいです」
薬剤師: 「他にも症状はありますか?」
お客様: 「めまいも少し…」
深掘り質問を使う時の注意点
やってはいけないこと
- 連続質問 ― 一度に複数の質問をしない
- 詰問調 ― 責めるような口調で質問しない
- 急かす ― 相手のペースを尊重する
- 無理強い ― 答えたくない質問を強要しない
効果的な使い方のコツ
- 一つずつ ― 質問は一つずつ、相手の答えを待つ
- 自然な流れ ― 会話の流れに沿った質問をする
- 相手の言葉を活用 ― 相手が使った言葉を使って質問する
- 時間をかける ― 急がず、相手のペースに合わせる
フォローアップクエスチョンについてもっと詳しく
深掘りを促す質問法について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ→フォローアップクエスチョンとは?例文と使い方まとめ
まとめ
深掘りを促す追加質問は、会話を豊かにし、相手の本音を引き出す強力なツールです。
ポイントは3つ:
- 適切なタイミングで質問する
- 相手の答えを待ってから次の質問をする
- 自然な流れで会話を深めていく
私も最初は「はい」「いいえ」で終わってしまう会話に悩んでいましたが、これらの質問テクニックを使うことで、お客様からより詳しい情報を聞けるようになりました。
ぜひ、今日から試してみてください。きっと会話が変わりますよ!